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思うように動けない、学習ができない。

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分で自分の身体を動かすための機能がまだしっかりしていません。

しかし、成長とともに、3歳~6歳ごろまでに様々な刺激を感じ取り、経験を通じて、自分の身体を動かすためのプログラム(神経回路)を学んでいきます。
しかし、脳性麻痺やPLVなどで脳神経系に問題がある場合、こうした学習がうまくできません。

脳性麻痺がある子の多くは、視覚や感覚の障害を併せ持ちます。手足が緊張してしまいガチガチで身体を動かしたくても動けなくなります。そのため刺激が少なかったり偏ったりして、脳はうまく学ぶことができません。
また、てんかんの発作が頻繁に起きると、脳が発作で疲れてしまうため、学ぶどころではなくなってしまいます。痛みを伴う嫌々な状況で行うと「身体を動かす=苦痛」と誤った学習をしてしまう危険もあります。
まずは刺激を感じ取ることができるように感覚系を整えます。脳がきちんと学べるように、発作を鎮めて自ら身体を動かしたくなることが大切です。過度な緊張を緩めて動かしやすい身体にしてあげましょう。
GLITTER式®プログラムなら、「脳が学習できる状態」と「動きやすい身体」作りを行うことができます。

GLITTER式プログラムで子どもの脳に「奇跡の力」を

脳神経細胞自体は、一度ダメになると元には戻りません。しかし、その細胞が担っていた機能は、再び回復することがわかっています。脳梗塞などにより手足が麻痺してしまっても、リハビリにより再び動かせるようになる人がいるのもそのためです。
これは「脳の可能性」と呼ばれる奇跡の力に由来していると言われ、脳が柔軟にその機能や役割を変えることがわかっています。この力は年齢が高くても発揮されますが、特に0歳から3歳ごろまでの乳幼児期は、一生に一度だけ、劇的に変化する力を持っています。
人間の脳は3歳ぐらいまでに、重量が成人の約80%まで増えます。この時期に色々な刺激を受けて、学習することで、脳のニューロン(神経細胞)やシナプス(神経結合)の数などが一気に増えます。乳幼児期の子どもは、学習のスイッチが入ると、1秒間に180万もの神経回路ができると言われています。
また、脳の神経回路やシナプスは、使えば使うほど強化され、逆に使わないとどんどん弱くなり、削除されてしまいます。脳が敏感な幼少時期に、その子どもに合う適切な刺激量で、質の良い経験をさせてあげることが、とても大切になります。
幼少時期のお子さんには将来を大きく左右する可能性がありますので一日でも早くGLITTER式®︎プログラムを開始されることをお勧めします。マッサージやはりは0歳から、自宅ケアは生まれてすぐに開始することができます。

子どもの成長は親子の関係が大きく関係する

子どもの成長は親子の関係性や、日々の接し方で大きく変わります。
「障がいがあるからできない」と親が代わりになんでもやってしまうと、子どものチャレンジする経験を奪ってしまいます。せっかくの子どもの学ぶ機会を無くしてしまい成長ができなくなってしまいます。
逆に「歩けるようにしっかり訓練しなさい」と厳しくしてしまうと、「訓練は嫌なもの」との認識を持ってしまい、刺激量が多すぎて、緊張してしまいます。


子どもは「親の背中を見て育つ」と言うように、※「ミラーミューロン」の力によっても、子どもの成長は大きく変わります。
(※「ミラーミューロン」他人の行動を見た時に、自分も同じ行動をしているかのように脳の中でシュミレーションを行う、脳に組み込まれているはたらき)

無意識で自動的に脳内で真似をしているので、良いも悪いの判断もありません。このような擬似体験を通して、人は相手の気持ちや感情、そして行動の意図を読み取れるようになるそうです。
そのため「この子は障がい者だからここまでしかできない」と接していると、ミラーニューロンがそれを敏感に感じ取り、そのようなセルフイメージを作り上げてしまいます。
逆に親が子どもの小さな変化に気づき、そのことを喜んで見せることにより、子どもの脳もその変化を良いものと判断して更に変化を生み出しやすくなります。

子どもの成長期は骨がぐんぐん伸びます。そのため変形も進みやすくなり注意が必要な時期です。左右の筋肉のバランスが悪い状態で骨が伸びてしまうと、脊柱(背骨)が弓のように曲がってしまいます。ひどい場合には内臓が圧迫され、腸や肺の機能不全が起こったり、誤嚥性肺炎から最悪の場合、死に至ることもあります。
対策として、従来の医療ではコルセットを巻いたり、ボトックスを打つ方法があります。しかし、コルセットの効果は少なく、ボトックスの効果も一時的です。脊柱の手術は大量出血を伴うため、非常にリスクが高いです。
GITTER式®︎プログラムは、子どもの身体に負担をかけず、変形の予防を行うことが可能です。緊張しているところは緩め、逆にゆるいところは張りを作ります。左右のバランスを整え、子ども自身で緊張を緩めたり、緩む体勢を見つけていきます。緩んだ状態の経験を重ねることで、学習しやすくなります。